メロンの品種と言われると、夕張メロンやマスクメロン、プリンスメロンなどが思い浮かぶと思います。
北海道や茨城、静岡、銚子などが産地としては有名です。食べごろを逃さないようにしたいですね。
メロンの品種についてお話します。夕張メロンやマスクメロンが有名ですが、もちろんもっと種類があります。産地としては、北海道や茨城、静岡などでよく栽培されています。
メロンは、きゅうりなどと同じ、瓜科の植物です。
園芸としては、野菜に分類されますが、青果市場や栄養学的には、果物ですね。いちごとかと同じです。
マスクメロンに代表されるような、表面にネット状の模様があるものをネットメロン、つるんとしているのを、ノーネットメロンと言います。
メロンの品種を、主要産地とともに見ていきましょう。
夕張メロンは、その名の通り、北海道の夕張が産地。ジューシーで、赤い果肉が特徴です。
品種としては、夕張キングが正式名称です。その中で、糖度などの厳しい審査に合格したものだけが、夕張メロンとして市場に流通できるのです。短期間で完熟するので、食べごろを逃さないように気をつけましょう。産地直送が基本ですね。
マスクメロンは、日本ではアールスフェボリット系統のメロンのことを指します。静岡県が主な産地で、高知県が続きます。ちなみに夕張メロンは、このアールスフェボリットと、スパイシーキャンタロープの交配種です。静岡県では、優秀なマスクメロンを、クラウンメロンと名づけて流通させています。
アンデスメロンはアールス系の品種で、果肉は黄緑。庶民的な価格で、人気があります。実は、アンデスは「安心です」の略で、アンデス地方とは関係ありません…。
プリンスメロンは、一時は50%のシェアを誇ったほどの人気がありました。網目の無いノーマスクメロン。マクワウリ系のメロンとヨーロッパのカンタロープメロンとの交配種と言われます。皮を剥かなくても、甘い香りが漂います。人吉球磨地域で多く栽培されます。
クインシーメロンは、夕張メロンと同じく、赤い果肉のネット系。日持ちが悪い、カロチン臭がするなどの理由で人気はいまいちでしたが、近年の品種改良により、栽培面積も増え、人気も上がってきています。
マルセイユメロンは、スイカみたいなメロンです。ネット系のメロンなのですが、スイカのようなストライプ模様があります。2002年から、鯖江市で特産品として栽培される、幻のメロンです。かぼちゃメロンなどと言われることもあります。
タカミメロン(貴味メロン)は、ネット系の青肉で、庶民的な値段で高級メロンに引けをとらない甘さ。すっかりおなじみになってきました。安くてうまい、ですね。
ジョン・レノンからとられたらしい?レノンメロンは、赤肉ネット系。果肉が厚く、たべるところが多いのが特徴。安定して育つので、幅広い方法で栽培されています。
アサヒメロン(旭メロン)は、北海道追分町で栽培される、ネット系の赤肉メロン。正確な品種としては、季節によって違って、5〜7月頃には「ルピアレッド」、7〜8月頃は「パプリレッド」、8〜10月ごろには「レッド(R)113」という品種で作られるそうです。
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