カブトムシの育て方で大事なのは、クワガタの飼育方法でもですが、餌とマットの湿度でしょうか。
幼虫の場合には、また違った飼い方になります。ケース内にダニが発生することもありますね。
カブトムシを育てるには、まず飼うスペースの確保、すなわち水槽の準備からスタートです。^^
普通に売ってる水槽状の虫かごで問題ありません。ちょっと大きめにしてやると、かぶと虫が窮屈じゃなくていいと思います。
プラスチックの容器だと、穴を開けてしまう場合もあるとか。心配な人は、ガラスのものを用意してくださいね。
下に敷く土は、園芸用の腐葉土がいいです。殺虫剤を含んでいない、落ち葉100%のものにしましょう。クヌギマットもいいですね。
幼虫の飼い方とは違ってきますので、注意してください。
土を敷いたら、止まり木も入れてやりましょう。広葉樹の木が良いです。ホームセンターなどで売ってますが、買わないで大丈夫です。そのへんで拾ってきてください。^^
カブト虫の餌といえば、食べ残しのスイカやきゅうりが定番でしたが、実は水分が多すぎて、昆虫も下痢してしまいます。昆虫ゼリーか、バナナなどが適しています。
夜に活動するため、夕方に餌を取り替えてやりましょう。
土がよごれないように、餌を置くための台や、広葉樹の葉っぱや枝を入れておいてやると、活動がしやすいようです。
土が乾かないように、毎日霧吹きで水分を補給してやるのですが、ケースと蓋の間に、新聞紙や穴を開けたビニールを挟み込んでやることで、ケース内の乾燥を防げます。そうすると、霧吹きを毎日する必要もなくなるそうです。
また、同じケースの中に、オスは一匹だけにしてください。二匹以上入れると、ケンカしてしまい、怪我をして寿命が縮んでしまいます。
オスとメスを同じケースで飼えば、ほとんどの場合、交尾して、腐葉土の中に、卵を産み付けます。
卵をたくさん産ませたいときには、過失したマットをケースの半分くらいまで入れて、よく押し固めておいてください。
発酵マットといって、マットに小麦粉を混ぜて発酵させたものも効果的のようです。
蟻などの他の虫が入ってこないように注意するのと、雨や直射日光も避けてください。
カブトムシは夏の昆虫ですが、実は暑さにとても弱いんです。だから昼間は土の中にもぐったりして過ごして、日が沈んでから活動しているんです。
風通しのいい、すずしいところに置いてやりましょう。
土に、ダニや線虫などの小さな虫が発生することがあります。あまり気にしすぎる必要はありませんが、多いようなら、土を換えてやしましょう。
湿気が多いと繁殖しやすいようです。
ひと夏育てると、ほとんどのカブトムシは死んでしまうでしょう。死んでしまったら、カブトムシを捕まえたもとの森に埋めて、土に返してやりましょう。
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