軽度の自閉症について

男の子

 軽度の自閉症は、高機能自閉症、アスペルガー症候群とも言われます。知的障害がない自閉症として扱われることもあります。
高機能自閉症と、アスペルガー症候群とは、同じものなのかどうか、いろいろと説がありますが、実際に区別されることはほとんどありません。
原因は、先天的なものだと言われます。
他人との接し方に問題があることが多いです。

自分の赤ちゃんが、人と違うからといって、すぐに自閉症だと決め付ける必要はありません。赤ちゃんにも個性があります。自閉症の特徴や、症状がでていると思っても、気にしすぎないようにしましょう。
2歳を過ぎても症状があるようなら、専門のお医者さんに見てもらったほうがいいでしょう。

軽度の自閉症の方の自伝的な本を読んだことがあります。
物事が変化することに対してすごく不安で、つねに疑っているとのことでした。
すごく分かりやすかったのが、「今日あった人が、昨日あった人と同一人物かわからない」という書き方をしていたことです。
自分で見たものしか信じないということは、こういうことなんだろうと思いました。
確かに、寝て、起きると、その場所は、見た目は同じであっても、別の場所かもしれません。同じように作られた部屋へと、寝ている間に移動させられた可能性が無いとは言い切れません。
そうなると、母親でさえ他人です。昨日の母親とそっくりな顔の別人かもしれないと思ってしまうのですから。
遠くに見える家や建物は、裏側に回ってみれば、単なるはりぼてかもしれません。
会話の内容も、言葉どおりにしか理解できないとのことでした。

確かにそう言われると、まったくその通りで、私たちは建物の裏側を見もしないで、それがちゃんとした建物だと決め付けてしまっています。
今日会った人が、昨日会った人と同一人物だと決め付けてしまっていますね。
これは、脳がある程度予想して、補っていると考えていいと思います。
可能性の問題ですね。だからこそ、常識にとらわれて間違った判断をすることもありますし、手品にもびっくりするのだと思います。
でも、決め付けてしまった方が、物事が楽に進むのが事実。軽度の自閉症の方たちは、こういった決めつけることができなくて、いろいろと苦労とするのだと思います。

アスペルガー症候群

アスペルガー症候群は、100〜200人に一人ぐらいいると言われます。
今思うと、自閉症だと思われる同級生やクラスメイトが小学校や中学校、高校にもいました。
でも、とくに自閉症だからどうとは思わず、その人のキャラクター、個性として認識していました。
先生も、とくに誰々は自閉症だからなんてことは一言も言いませんでした。
アスペルガー症候群の特徴として、こだわりが強いというのがあります。一つのことにのめりこめるのは、その人の素晴らしい個性だと言えます。ひとつのことにこだわり、その分野で成功した自閉症の方も少なくありません。